今、私の隣で電話口の智子先生が
とても喜んでいます。
40代女性の患者さんから、
妊娠と赤ちゃんから心音が
聞こえているとの知らせが
届いたからです。
妊娠と鍼灸治療にどんな関連があるか
ご存じでない方も多いと思います。
アメリカの不妊症の専門病院で
このような結果が出ているようです。
http://honyaku.yahoo.co.jp/url_header?both=T&ieid=en&oeid=ja&url=http%3A%2F%2Fwww.courant.com%2Fhealth%2Fhc-chit-acupuncture-pregnancy-0821-20150820-story.html
160名の女性を対象にした
2002年の研究では、
体外受精をした女性のうち
鍼治療をした女性の妊娠率が
42.5パーセントだったのに対し、
鍼治療をしなかった女性の妊娠率は
26.3パーセントと16%ほどの違いが
あったそうです。
智子先生いわく、鍼治療は
母胎となる体に次のような効果を
与えるそうです。
生理不順・生理痛の改善
排卵を誘発する
骨盤周辺・子宮内膜の血行の促進
とくに子宮内膜の厚みについて、
7ミリあれば妊娠可能といわれていますが、
不妊症治療をしていた患者さんでは
10ミリといい状態を作れていました。
赤ちゃんのお布団がふかふかになる
ということですね。
鍼治療をした効果であるかどうかは、
していない患者さんとの比較が、
私どもではデータ取れていないので
エビデンスがあるとまでいえないのですが、
今回の妊娠の知らせは
大変うれしく思いました。
東京大学鉄門記念講堂で行われた
不妊症治療の学会に参加して、
妊娠しにくい方の治療に鍼灸が
使われていることが明確に
理解できました。
あまり広告をしていないので、
対象患者さんが少ないのですが、
ご縁のあった患者さんの幸せな
知らせが聞けるように
これからもがんばっていきたいと思います。