いよいよ、今年も終盤を迎えました。

2024年(令和6年)も最後の月に差し掛かっています。皆さんにとってどんな一年だったでしょうか。私の個人的な記憶に残る今年のイベントは、カンボジア・ベトナムへの旅行、息子の就職、四国チャリお遍路スタート、広島大学病院研修合格、4年ぶりの長女との面会などでした。

カンボジアでは、約1000年の歴史を持つアンコールワット遺跡を見ることができました。約2500年前にインドでお釈迦様が始められた仏教が、1500年後にカンボジアの地で栄えたという歴史の重さを壮大な建物群から感じることができました。

約1200年前に真言宗の開祖空海が修行先として選んだ四国にも、お遍路という文化を見ることができます。もともと四国は修験道の修業の場として成立しており、88カ寺をめぐるお遍路は空海が修行した場所にあるお寺がかなり後に選別されたようです。険しい山の上にあるお寺まで自転車でお参りしているので、その聖地のありがたさを身体にダイレクトに感じ、健康であることにも感謝の心が湧いてきます。

私は一人でも多くの方の健康を喜ぶことができる仕事として寿晃整骨院を始めました。鍼灸師・柔道整復師である自分たちの社会での役割は何なのかを常に考えて施術しています。患者様の健康が一番の目的であるため、施術しないという選択をすることもあります。医療機関を紹介することもありますが、自分で体を動かしてもらうことが近道だったりします。

寿晃整骨院グループでは、毎月5人~10人の患者様を医療機関に紹介しています。私は今月、2名のスポーツ選手を医療機関に紹介し、どちらも疲労骨折だったので、練習メニューの調整を間違いなく行うことができました。もちろん、積極的に施術を提供する患者様も大勢おられます。痛みや苦しみが筋肉由来の場合、我々の施術は非常に高い効果があり、効果を上げる自信があります。

来年からは適応できる患者様の範囲を広げるためにも、がんの手術後など、内臓由来の痛みに対して、漢方薬や鍼灸を使用して実績をあげている広島大学病院漢方診療センターでの研修を受けさせていただきます。最初に書きましたが、一人でも多くの方の健康を目的として、我々は施術を行ってまいります。

寿晃整骨院 総院長 木下広志