寿晃整骨院の院長たちは、勉強を続けています。

寿晃整骨院では、各院の院長たちと総院長の木下広志、智子と毎月、院長会議と称してその1か月に医療機関に紹介した症例を中心に報告会を行います。そこでは、全国規模の整骨院データと自院との比較を行い、自分たちの1か月の結果がどうであったのか経営的な分析も行います。

寿晃整骨院では大切にするべき順番を決めています。1番は患者様、2番はスタッフ、3番目は各院長、4番目が総院長となっています。1番目の患者様の利益を最大化するべく、医療機関へ紹介した数など毎月のデータを大切にしています。

5月は、ある院に、スポーツ競技をしている小学生が足の痛みで歩いて来院されました。遅い時間だったのですが、痛みのレベルに違いを感じて、救急で倉敷中央病院に紹介したところ、ふくらはぎの外側にある腓骨という骨に骨折があることがわかり緊急入院となりました。一日遅れれば骨がずれて手術になっていたかもしれない症例でした。

実は院長たちは毎月一回、ある整形外科医師の臨床に立ち会わせていただき、様々な症例を見学させていただいています。総院長は寿晃整骨院を開業する前に4年間整形外科で研修させていただいたので、そのありがたみを知っています。

寿晃整骨院は平成4年に開業して33年にもなりますので、総院長の研修時代とは医療情報も随分違っています。MRIが当たり前のように診察に使用され、超音波検査では骨折だけでなく筋肉や腱などの軟部組織まで見ることができるようになりました。超音波検査は近年整骨院でも使用することができるようになっています。とても画期的な医療技術の進歩だと思います。しかし、寿晃整骨院では、今のところ超音波検査機器を導入していません。それは超音波検査ですべての症状を見抜くことができるとは思っていないからです。

超音波検査機器は、とても有用な器械だと思うのですが、医療機関にはレントゲン写真、CT、MRIといった高性能の医療機器がそろっています。血液検査なども同時に行えます。私たちは自分たちでできる検査をした後、自分たちで対応できない異常があると判断した場合、医療機関に紹介したほうが、患者様の利益が最大化できると考えているからです。そして医療機関との信頼関係の構築を重要視して、日ごろの施術に当たっております。

寿晃整骨院では、自分たちで予測できない症状を継続して施術しないこととしています。常に患者様の意向に沿い、医療機関への対診を希望される場合は、速やかに紹介状を作成して、その症状に最適と思われる医師へ紹介するようにしています。もちろん回数券の販売などはしておりませんので、安心してご来院ください。

寿晃整骨院 総院長 木下広志