大学院一年生が終わりました。

大学院ヘルスシステム統合科学研究科の1年生が終わりました。あっという間の一年間でした。ほとんどの講義は、オンラインで行われました。柔道整復師が社会に役に立っているかどうかを研究するための論文の書き方、先行研究の検索方法、大学病院での実習などたくさんの機会をいただきました。

中でも社会学の講義では、先行研究調査の方法論を教えてもらい、石垣島の祈祷師ユタと島で働く医師の関係性を住民と医師のインタビュー調査によって分析した論文を参考に、柔道整復師と医師の関係性を考えることができました。

後期の半年間で12科目の講義を受け、9科目がA+、2科目がA、1科目がBでした。前期は19科目中、15科目がA+、残りがAだったので、1年間の成績では77%がA+という結果でした。私の大学院研究科では、ほとんどがオンラインの講義だった影響もあってか、記憶型の試験は行われておらず、私にとっては有利な評価方法だったと思います。

また、1年間の総決算となる自分の研究についての中間発表会が開催され、61名の発表の中、5人選ばれる最優秀賞に選んでいただきました。ここまで非常に充実した1年でした。来年度はほとんどの時間を修士論文の作成に充てることになるので、自分で時間の管理もしていかなければなりません。

柔道整復師の歴史的な成り立ち、昔から現代の外傷施術による社会への貢献、現代における問題点を分析し、未来の柔道整復師のあるべき姿を最終的に導き出そうと思います。あと1年頑張ります。

今年の秋ごろには、私と智子先生の施術ができる場所を作る予定です。あまり、頑張ってやっていくというよりは、今まで関わってきた患者さんたちの日ごろのメンテナンスのような場所を作る予定です。同時に、ゆっくりくつろげる場所を設けて、様々な悩みや相談を受けることができる場所にするつもりです。あと半年ほど先になりそうですがぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

最近、時間を限定して整骨院での施術をさせていただいています。指名のあった患者さんだけになりますが、私を指名して紹介いただいた患者さんや高校時代の同級生も何人も来てくれています。私のようなものを頼っていただけることをとてもうれしく感じながら、施術し、考え方をスタッフにも伝える機会となっています。

先日も強い腰痛で体を傾けてこられた患者さんが、1度の施術で楽になり、体をまっすぐにして帰って行かれました。やはり、人のお役に立てることはうれしいことですね。

寿晃整骨院 総院長 木下広志