LGBTやジェンダーフリーなどといって、性別によって人間は差別されないという世の中になってきました。
私たちの世代(昭和41年生まれ)の感覚では、家事、育児を女性が担当して、男性は外で稼いでくるというのが、一般的でした。2022年の現在は、家事、育児、外で稼ぐのに性別による担当制は無くなってきているかもしれません。
それぞれの年代で考え方があり、育った環境や都会、地方によって違いがあるかもしれませんが、昭和40年代では、洗濯機、掃除機、炊飯器などが家に置かれ始めて、白黒テレビが入ると三種の神器といわれた時代です。
考えてみれば、その頃以前は洗濯、家の内外の掃き掃除、お米の精米、かまどでの煮炊きをやると、それぞれに1~2時間以上かかりそうです。この時代に夫婦が仕事と家事に極振りしたのもわかる気がします。そうしなければならなかったでしょう。
今では、洗濯機は乾燥(アメリカではほとんどの家に乾燥機があって外で干している洗濯物を見ませんでした)までしてくれて畳むだけで、ルンバやルーロなどの掃除機は勝手に部屋中をきれいにしてくれます。食器洗い機も新しい台所にはあると思います。
こうなってくると、女性を家事に縛り付けるよりも外で働いて稼いでくる方が、経済的な効率は上がります。年収1000万円の男性は少なくても、世帯年収1000万円の家族であれば、夫婦ともに公務員だったり、女性が男性並みに稼ぐことができたりすれば達成できそうです。
ウェディングプランナー結婚式業界唯一のチャット相談プラットフォーム「PLACOLE WEDDING」を運営する、冒険社プラコレが20代~30代女性1960名に「結婚相手」について調査を実施致したところ、20代~30代女性1960名が回答した「結婚相手」について。
・彼と結婚してよかったと思う女性は全体の88%。
・結婚相手に求めることは1位「性格」2位「経済力」3位「容姿」
ということがわかりました。結婚相手に求めるのは、性格が合うことと、経済力があることになります。あと、イケメンですね。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000021126.html
非モテというカテゴリーの男性たちがいます。「非モテからはじめる男性学 西井開著」(集英社新書) によると、この男性たちは、女性を女神として崇めるのですが、適正な距離感をとることが難しく、結果として早すぎる接触を望んでしまい、女神から彼女には至らないということが起こると書かれています。
この男性たちが、自分を取り戻すことができるようになった事例を研究すると、ボランティア活動やクラブ活動などに目覚めて、女性というターゲットから、やりがいというターゲットに変えられた男性が、結果として成功するようです。
この本を読んでいて、私自身のことを言われているようで、だんだん心が沈みました。私自身も非モテだったようで、自分のことが書かれているように感じました。20代の初めに柔道を頑張ったり、鍼の師匠の下での研修に集中したりしたことで、結果として心のバランスが取れて、智子先生と一緒になれたのかもしれません。
現代の男性は、家事、育児、経済、容姿とすべてが揃っていなければならない時代になってしまいました。今の男性は本当に大変です。女性も絶対に誰かと結婚しなくてもいい時代です。経済的に自立できる女性は多いのです。その場合、結婚する方が、リスクが高まります。
日本が少子化するのは、当たり前ですね。コンビニや家電のおかげで、一人で生活できる便利な世の中になったのです。私は、一人が寂しくて嫌いなので結婚できてよかったと思います。そんな私が、よく語学留学でアメリカで8カ月暮らすことができたなーと思います。
寿晃整骨院 総院長 木下広志