6月も終わりそうですね.今年の梅雨は,今のところ穏やかです.

岡山大学の大学院生活もあと1カ月ほどで前期が終わるので,何とか全体像が見えてきました.この間,一度も大学に行っておらず,講義はすべてオンラインです.上の画像はいつもzoomやteamsとを使った大学の講義での画像です.クジラの骨を内側から見ている画像です.

 

オンライン講義にも数種類あって,講義時間分の動画をオンデマンドで見る講義があります.オンデマンドの意味は,デマンド(要求)という言葉の意味から,いつでもこちらの要求したタイミングでビデオを見ることができます.時間はその講義の期間内であれば,いつでも見れるのでとても楽ですが,溜めてしまうと動画視聴の時間とレポートの作成の時間が必要なのでかなり大変です.私はどちらかというと早めにどんどん済ましていますが,緊張感がないのでヨレヨレの服を着てソファーに横になりながら講義を聞いたりすることもあります.問題はそうすると当然集中力が落ちてしまって眠くなることです.突然,先生から呼ばれてソファから飛び起きることもあります.先生も講義のメリハリをつけ,眠気予防をしているのだと思います.先生,確かに目が覚めます…

 

オンラインでの対面講義もあります.今はこのやり方が多くなっています.講義ではパワーポイントを使ってきれいな資料を用意してくださる先生とパソコンのホワイトボード機能を使って,手書きで黒板に書くようにしながら講義を勧めてくださる先生がおられます.わからない言葉があってもネットですぐに検索できるので,とても効率的です.大学院の講義では受講者が少ない場合,1対1の場合もあってとても緊張します.予習と復習が欠かせません.

 

5人ほどのグループ分けをされて,課題解決を求められる講義もあります.マイクロソフトのTeamsというソフトを使って,画面共有をしながら討論します.私は経営者として30年ほど課題解決をしてきたので,とても楽しいのですが,若い学生たちの発言や考える機会を奪ってはならないと考えて,言いたいことをじっとこらえていたりします.

 

そんな感じで大学院の講義も何とかこなせているようです.オンライン講義には私にとってうれしいことがあります.テストが無いことです.記憶力を試されるテストは私にとってとても苦手な分野です.記憶力が弱いとは思っていませんが,紙の上に書かれている情報を記憶するというモチベーションが上がらないのです.先生の出された課題を考えてレポートを書くことは難しくありませんが,テストは難しいです.

 

さて,やっと岡山県では緊急事態宣言も解除されて,ワクチン接種も早いペースで行きわたりつつあります.医療関係者の方々の努力もあり,岡山県は日本でもかなりハイペースで接種が進んでいるようです.高齢者の意識も高いのだと思います.とりあえず,2回目のワクチン接種が50%を超えるとかなり感染率が落ちるようなので,しばらくは安心できそうです.岡山県の感染者数は70人台で新規感染者数は,1人とか2人とかのペースになっています.

 

確かに,アルファ株やデルタ株のような変異株の感染力は強いようですが,とりあえずワクチンを打って,感染の危険率を下げておきたいものです.日本人はワクチン接種に対してとても恐怖感を持っています.

 

ワクチン接種後に副反応が報告されています.肩に打つので肩の筋肉痛や特に2度目の後には,倦怠感などが症状になります.副反応と感染した場合の利得比較になりますが,私が1月にコロナに感染した時には,インフルエンザの3倍,強い症状であったように思います.この根拠は今まで経験したインフルエンザでは高熱の期間が1日で終わるのですが,コロナでは3日かかったのと,心拍数が異常なほど早くなりました.ベッドから降りてトイレに行くだけで120を越えました.これは血管系や心臓にリスクがあれば,怖いと思いました.

 

いろいろな感染症に対してワクチンや抗菌剤があります.胃がんや胃潰瘍の原因にはピロリ菌の感染が大きな影響を与えており,対応しておけば防げる感染症由来の病気(ヒトパピローマウイルスによる子宮頸がんなど)が存在しています.ワクチンの副反応による様々な障害の情報がアップされていますが,何名に対して接種してどんな症状が何人に起こったかと接種しなかった人に同じような症状が起こっていないのかどうかを比較するべきだと思います.

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000147016.pdf