コロナ感染の患者数が急激に伸びてきました。確かに以前よりは大変な状況に見えますが、厚生労働省のオープンデータによると少し違った側面が見えてきます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html
ここで配布されているエクセルデータをもとにグラフにしてみました。PCR検査の数とその検査によるコロナウィルスの感染者数は、検査体制の充実もあってここにきて急速に伸びていることがわかります。しかし、PCR検査陽性者数の伸びに対して死亡者数はそれほど伸びていません。4月に比べるとまだまだ入院が必要な患者数も少なく、軽症者が多いので、医療体制(人工呼吸器など)がひっ迫していないことを表しています。
(下↓グラフ[Yahooニュースより2020.07.18])
病気によって死ぬことは不幸なことですが、どんな病気で死んでも死は死です。ブルームバーグの記事によると日本人がコロナウィルスを恐れたことによって今年の1月―3月期における日本全体の死亡者数は減少しました。 インフルエンザによる死者数が減少したためだそうで、この記事ではPCR検査ができなかった(コロナ感染者かどうか不明な死者数[超過死亡者数])死亡者がコロナによる死亡であることを否定しています。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-28/QB0MVSDWX2QB01
今のところ、コロナウィルスを過度に怖がることはないと考えています。お化け屋敷がなぜ怖いのかを考えてみると、いつお化けが出てくるかがわからないからです。なぜわからないのかは、部屋が暗いからです。電気をつけると全く怖くないことが想像できると思います。病気の正体がわかれば過度に怖がる必要はありません。
もちろん、3密の場所に自ら出かけていくことはおすすめしませんし、寿晃整骨院内においてはできる限りの清潔確保を心がけています。飛沫感染によってコロナウィルスは伝播します。飛沫感染は2メートルほどのソーシャルディスタンスで確保できますし、カーテン1枚を越えることはできないと言われています。ウィルスの直径に対して30倍の穴を持つといわれるマスクでも効果があるのは、ウィルスが何か物体に取り付いて移動するからです。その意味で手洗いと換気が一番大切です。
大声で話をすることは、感染リスクを高めるといわれています。唾液に含まれるウィルスが飛ぶからです。スウェーデンの感染者が少ないのは、彼らに大声で話す習慣がないからだと言っていたユーチューバーがいました。
アメリカでの体験からいうと、英語の発音で難しいのは、破裂音といって息を大きく吐きながら発音する、[f]や[p]、その他に[th]などの発音だったように思います。この発音が唾を飛ばしやすいので、感染者が多いのかもしれないと言っている人もいました。日本人でも大声で話す人もいますが、基本的にはそれほど大きくないと思います。アルコールが入ると変化する人は多いと思いますが…私を含めて…
当院スタッフが先日、卓球の試合であまり大声を出して喜ばないようにといわれたそうです。「ヨッシャー」と大声で言えるようになるのはいつなのでしょう。今日の新聞に来年のオリンピックスケジュールが発表されていました。日本選手の活躍を大声で喜びたいですね。