アメリカのペンシルバニア大学ウォートン校のアダム・グラント教授によれば、人は3つのタイプに分かれるそうです。
「Giver(人に惜しみなく与える人)」
「Taker(真っ先に自分の利益を優先させる人)」
「Matcher(損得のバランスを考える人)」
そして一番成功するのは…
https://www.ted.com/talks/adam_grant_are_you_a_giver_or_a_taker?language=ja
彼は、このTED talkの最後で、Giver(人に惜しみなく与える人)こそが成功するような世界を作っていくために協力してください。といってtalkを終わります。
寿晃整骨院に来院された患者さんであれば、わかってもらえるかと思いますが、若いスタッフたちが本当に生き生きと施術にあたってくれています。受付スタッフの顔も輝いていると思います。それは自分たちの提供できるサービスが、患者さんにとって一番良いと考えてくれているからだと思います。
寿晃整骨院では、もし私たちの整骨院では効果が出ない症状であったり、何かほかに大きな病気が隠れていたり考えられるときには、必ず医師に紹介します。それもそれが患者さんにとって一番いい選択だからです。そのような姿を見て自分の行動に自信が持てるからこそ楽しく働ける職場となるのです。
4月に入り、世界はコロナウィルスで大変な状況です。私たちにできることは多くはありませんが、手をまめにアルコール消毒し、混雑するところへ行くことは避け、患者さんや地域の方々、スタッフ間やその家族の健康を第一に考えて行動しています。
私は母の体調が悪化したために2月末にアメリカ・テキサス州から帰国しました。その後天国に召された母は身をもって私を日本に帰るように手配してくれたように思えます。3月中旬に智子先生とニューヨークを観光する予定でした。空気の流通の悪いであろう劇場での人気ミュージカルの予約を2つも入れていました。もし、行っていたら今頃、どこかで隔離されていた可能性もゼロではないと思います。母には感謝しかありません。
さて、感染は発症の数字に表れた時の1~2週間前に起こっていると考えられます。私が恐ろしく思うのは、ニューヨークでの感染者数が表面化した直前まで、そこへ行くことを何とも思っていなかった自分の心です。もし感染者となっていたら患者さんをはじめ、各スタッフや家族にかけたデメリットの大きさに押しつぶされていたことでしょう。
コロナウィルスの「Giver」には、なりたくないものです。