サンクスギビングディをアメリカの
一般家庭で過ごしました。
この日はイギリスから移民してきた
人達が、最初の冬を乗り越えられず
たくさんの死者を出した翌年、
トウモロコシの栽培などアメリカでの
生活方法を先住民に教えてもらい、
秋の収穫が多かった事を共に
祝ったのが始まりとされています。
アメリカ国民には、
先住民、白人、黒人、ヒスパニック、
そしてアジア人と多彩な人種がおり、
それぞれに文化を持っています。
英語のイントネーションも違うらしく、
私のつたない英語も日本人特有の発音のようです。
自分では全くわからず、きれいに
発音しているつもりですが…
これもアメリカ人から聞いた話ですが、
彼はアメリカの刑務所に収容されている
犯罪者の内、黒人が40%、
ヒスパニックが30%、白人が20%、
アジア人が10%だと言っていました。
他のアメリカ人にこの話をしたら
彼はそれにうなずいて大きな問題だと
言っていました。
もちろん遺伝的に犯罪者だと
言っているのでは無く、
貧困やいい仕事無い事によって
結果的にそうなっている面が
十分に考えられます。
テキサスでは、道や敷地は芝生が植えられて
定期的に刈り取られてとても美しいです。
しかし、その手入れをしているのは
私が見たところヒスパニック系の人ばかりで、
でも会社経営者は白人がやっていると思われます。
同じように手を動かす仕事は、
ヒスパニック系かアフリカ系アメリカ人が
やっていて、白人は紙を相手に
仕事をしているように思います。
他にも一般的な事務所やカーディーラーなどは
日曜日がほとんど休みでウィークディも
午後6時には閉まってしまいます。
しかしファーストフードや
24時間営業のウォルマートなどで
働いている店員はほとんどが
ヒスパニック系かアフリカ系アメリカ人です。
公立の小学校では給食が
提供されているようですが、
低所得者は給食代が免除されるようです。
とても良いことですが、
低所得者の年収とはいくらだと思いますか?
なんと800万円と聞きました。
紙を相手に働いている白人の
ほとんどはこれを越える収入があるのでしょうね。
日本では、県別の下位県の平均年収は
350万円程度とされていますから、
日本人のほとんどはアメリカでは
低所得者扱いで給食費は免除されそうです。
正直なところ、日本の生活コストは
かなり低いように思います。
アメリカではランチを食べるために
スーパーでパックのサラダとサンドイッチを買うと
1500円近くになりますが、
日本では半額以下で買えそうです。
食事のコストが安い方が幸せかどうかですが、
最近、日本の競争力が落ちたといわれます。
仮に日本の物価がすべて2倍になり、
所得も2倍になったとすると
日本通貨換算のGDPは直ちに2倍になるわけで、
物の価値やお金の価値って
よく解らないところがあります。