X-MENで有名な
ヒュージャックマンの映画
「グレイティストショーマン」
を見てきました。
ミュージカル仕立ての映画で
ミュージカルが面白かったことがない
智子先生はちょっと失敗したと
思ったようです。
しかし始まってみると、
ストーリー展開も音楽も最高でノリノリ
社会的弱者への人間愛
貧富の差を感じさせない夫婦愛
どんな困難も乗り越える男の強さ
若い男女の恋愛
批評家の無理解
地域住民の異質な者への反発
成功ゆえのおごり
経済的な失敗とそこからの成功
人間の可能性は簡単には測れない
欠点は長所だった
ブレーキは心にあった
たくさんのメッセージがこの映画には含まれています。
ぜひ、見ていただきたい
今年最高の映画でした。
ネタバレになってしまうのですが、
この映画の設定である、
100年ほど前の
ヨーロッパやアメリカでは、
上流階級の人たちは、
オペラやクラシックといった
エンターテイメントを好み、
異形の者や動物を見せる興業は
低層な一般大衆の娯楽だという設定です。
この映画を見ていて
自分たちと同じだと
感じたところがあります。
私たちの仕事は、
柔道整復師、鍼灸師という
国家資格となっていますが、
医療類似行為といって
医療には入れてもらえない
技術なのです。
確かに我々の鍼や筋肉へのアプローチは、
生死に関わるような病気の方へ施すことは
あまりありません。
医療者から見ると
軽く見えるのかもしれません。
ただ、痛みを感じている患者さんにとって
その症状は、苦痛でしか無く、
この上なくつらい感覚で、
感情的にも出口のない
孤独な状態となります。
この痛みの原因を明らかにし、
原因へのアプローチによって
痛みを取り除き、
安心していただくことによって
私たちは成り立っています。
この映画では、
高貴な上流階級の人たちは、
サーカス(馬鹿騒ぎという意味)を
好まず蔑むのですが、
サーカスは面白いので
観客数は多く
見に来る人で賑わいます。
社会からは認められないが、
見たい人は多いので
興行成績はあがり、
ヒュージャックマンは
大成功を収めるのです。
この映画を見て
私たちも社会にとっても
受け入れられる存在と
ならなければなりませんが、
その前に患者さんの
苦しみを取り除いて、
患者さんから認められることが
まず大切なことだと感じました。
先日、ある整骨院を
見学させていただきました。
患者さんを施術室に誘導する前に
自分たちの誓いを唱和されていました。
「私たち最大の喜びは、
治療を通じて患者様の
健康にご奉仕できることです」
といった内容の5箇条の誓いを
みんなで大きな声で
唱和して治療に入るのです。
すばらしい整骨院でした。
寿晃整骨院も見習って、
さらに良い整骨院にしたいと思います。
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