人間の生活は、個人が
それぞれの考えで
動いているので、ばらつきが
あるように感じますが、
それぞれが効率的に
生きようとすると
大体似てくるようです。
エンゲルさんが見つけた
エンゲルの法則は、
食費が家計の中で占める割合
のことですが、貧困な国では
割合が高く、裕福な国では
車や家や旅行などに
お金を使うので
食費の割合が低くくなります。
国と書きましたが、
個人の家庭や時代によっても
同じ事が起こるので
この法則を見つけたエンゲルさんは
すごいといわれています。
日本においても
戦後すごく貧しい時代があって、
そんなときには茶碗についた
飯粒一つを残しただけで、
親からとても怒られたり、
お醤油を残しただけでも
怒られたと向田邦子さんが
いっていたと、
日経新聞(8月24日春秋)
に書かれていました。
そういえば、小学校の時に
手を切って血が出た時に、
血一滴には卵1個分の栄養がある
といわれたことがありました。
もったいないからなめろと
言われたのです。
僕たちが生まれた1966年ごろの
お父さん、お母さんは貧しい時代を
暮らしてきたから、私たちに
そういった教育をしたのでしょうね。
エンゲルさんは、このエンゲルの法則で
何を言いたかったかというと、
「需要の飽和」のことだと
いわれています。
需要が飽和するという概念は
とてもすごくて、普通の経済学では
作ったものは作っただけ
売れる世の中を想定して
市場は機能するので、
「え?売れないってどういうこと」
なんてびっくりしたりします。
家庭が裕福になっていくと
教育に力を入れたり、
車が高級になっていくのですが、
食費と考えると家族4人の食費には、
上限があってお金があるから
たくさん食べようとは
成らない事を
エンゲルさんは見つけました。
いま、日本に起こっている不景気も
これに似たところがあって、
「お金はある程度あるけど、
買うものが無いよね」っていう
感じになっているといわれます。
確かに車は免許を持っている
家族分の台数があったり、
携帯電話はみんな持っているし、
冷蔵庫、掃除機、テレビなんて
あって当たり前で、
私の家には、家族より多い台数の
パソコンがあったりします。
そう、もう買うものなんて
あまり無いですよね。
これを需要の飽和っていいます。
では、こんな時に何があればいいかというと、
イノベーションといわれています。
イノベーションとは、
「変化する」とか
「新しい」とか
「今までに無い」という意味になります。
そんなものやサービスが新しく生まれ
創造されることによって、
新しい価値が生まれたり、
商品が生まれたりします。
整骨院で新しい価値ある治療が
できるとしたらどんなことが
あるでしょうか。
昨日はスタッフと勉強会をして
股関節周辺のインナーマッスルの触診と
治療法やFAIという股関節の組織が
衝突して起こる最近知られるようになった
傷害について勉強しました。
また、別のスタッフは高知県の医師がしている
鍼治療の勉強会に参加して
そこで学んだことを発表してくれました。
寿晃整骨院は、いろいろなところから
情報を得て、勉強熱心なスタッフが
まじめに施術をする整骨院です。
これからもしっかりと学び、
新しい発見と今まで蓄積された
治療法を交えながら、
最高の整骨院のイノベーションしていきます。
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