寿晃整骨院で治療していて股関節は
痛みが取れやすい部分だと考えています。
ただし、股関節の痛みが取れにくい
症例には、大きい問題が隠れている
ことがあります。
昨年の話になるのですが
40代の女性が股関節の痛みを
訴えて来院されました。
1回目の治療が終わり、2回目の来院時に
症状を聞き、経過が芳しくなかったので
病院へ紹介させていただきたいと
お願いしました。
家族歴を聞いてみると家族の中に
関節リウマチをお持ちの方が
いらっしゃるとのことでした。
リウマチではなく皮膚筋炎という
自己免疫疾患でした
同年代で別の女性患者さんもやはり、
股関節の痛みでしたが自己免疫疾患との
報告をいただきました。
SLEやシェーグレン症候群、ギランバレーといった
症状をすでに病院にて治療中で来院される患者さんも
おられます。
筋肉に由来する痛みには治療可能ですが
元々の病気を治すことは不可能で
申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そんな中で今日は股関節の勉強をしてきました。
股関節インピンジメント症候群 (FAI)といって、
股関節を形つくる大腿骨か関節の受け皿の
構造的問題のため、反復動作により股関節に
衝突する部分ができてしまい、小さな損傷や
変性をきたしてしまう症状についてです。
難しい書き方ですね
股関節の中で衝突する部分があって
そこに炎症やだんだんと変形がおこる症状です
鼠径部痛を少しずつ発症し、
長時間の歩行や長時間の座ることによって
痛みが強くなってきます。
関節唇損傷といって関節の受け皿の縁に
ある軟骨が痛むことがあります。
50~60代男性の股関節で
相談を受けることが多いのですが
治りにくい股関節痛ではこの疾患を疑い、
整形外科に紹介させていただくことがあります。
しかしながら手術を選択するほどの症状
であることは、稀で完璧な打開策は、
としては、気長にトレーニングすること
になります。
変形性股関節症の初期病変の1つとも
考えられておりますが、
CAM型とPincer型があり、
リハビリテーションや運動療法によって
改善するタイプのようです。
治療方法としては、深層外旋6筋といって
おしりの深いところにある筋肉を
働きやすくなる必要があり、
筋肉トレーニングの方法を習ってきました。
当院でやっている骨盤調整といって
仙腸関節のリリースによって起こる
変化について聞いてみました。
講師の先生はそれに対する文献を
持っていらしたようで論文そのものを
資料としていただきました。
当院の骨盤調整は、股関節の動きにも
影響があることがよくわかりました。
勉強になるわ~
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