私が、こんなトレーニング器具が
あればいいなと思っているところへ、
木工作家の方が患者さんで来院されました。
作家の方は、とてもおもしろい動きをする
犬のおもちゃを木で作る方です。
その方にこんなトレーニング器具を
作りたいけどどうですか?と聞いたら、
3日後に来院されたときにはすでに
形ができていました。
そこから理学療法士のK先生や
労務災害予防のスペシャルATのN先生に
相談したところ、改良点をご指摘いただき
さらにいいものができあがりました。
今回の特許申請の機構になったのは、
筋力の伝わり方なのですが、
それはH病院の理学療法士の○○先生に、
筋電図まで取っていただき、
その機構の有効性を証明できました。
そのときにはまだ、特許を申請することまで
考えていなかったのですが、
寿晃整骨院がさらに良い整骨院になるために
アドバイスをもらっているNさんから、
ぜひ特許を取得しましょうと
背中を押していただき、
M特許事務所を介して申請をしました。
特許申請はとっても高いのですが、
それでも1/3は、倉敷市から
「がんばる中小企業応援事業費補助金」
も頂戴して、申請しました。
特許庁からは一度拒絶されました。
がーん!
でもちょっとしてから
もう一度気を取り直して再申請をかけてみました。
特許事務所の最長老からは、
拒絶されてからが特許申請です!
と強く言われましたが、
なんだかビジネス上のポジショントークのような
気がしていました。
再申請時には、面接時間を取ってもらって、
なぜこの機構は新規性があるのかを
最長老が審査官に説明してくれたようです。
今回、とっても良い勉強になりました。
自分が特許を取るなんて夢のようでもあります。
実は、特許をとる事を夢見ていたのには、
わけがあります。とても恥ずかしいのですが、
ここで公表します。
私にはとても優秀な同級生がいました。
小学校の時に転校してきたのですが、
中学校まで同じでした。
彼は総社高校→京都大学→○○自動車に
就職したと聞いています。
ふとしたときに彼の名前を
インターネットで検索してみました。
自動車会社でたくさんの特許に
名前を連ねていました。
すごいなぁ!と感動しました。
彼は工作の時間にいつも素晴らしいものを
作るのです。
私はというといつもいい加減で
アイデアは良くてもできたものは、ぼろぼろ
そんな彼と同じ特許取得者をという称号を
得られたことを誇りに思います。
この運動器械を利用してさらに元気な方を
増やしていきたいと思っています。
さて、別のアイデアが湧いてきそうなので、
周りの人を巻き込んでもう一波乱起こそうかな…
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