今回の旅の目的は、
MPSのセミナーを受けるためです
MPSとは、疼痛の原因を筋膜にとらえて、
筋膜をリリースすることで
疼痛を除去していこうとする
治療方法です。
弘前大学総合診療科の医師や
整形外科医、首都大学東京の理学療法士の方々が
講師を務められます。
今までいろいろな勉強会に参加してきましたが、
痛みがなぜ取れるのかといった部分になると
我々のような柔道整復師や鍼灸師とは違った、
視点を見ることができてとても学びになります。
1時間ほど早く整骨院を上がらせてもらって
岡山空港から飛び立ちました。
今日は梅雨の晴れ間で空気の循環が
いつもより鈍いのか湿気を含んだ重い空気と
かすんだ視界の中を飛んでいます。
富士山が見える側の席を予約したのですが、
富士山は見えるでしょうか?
気圧が変わるたびに耳に違和感が走りますが、
昔からよだれ食いの私は、
ごっくんとつばを飲むことで解決です。
僕の大好きなニューシネマパラダイスの
テーマ曲「愛のテーマ」が流れ、
今とっても流行っているアドラー心理学の本を
読んでいます。
フロイト、ユングとアドラーは、
同じ頃にヨーロッパで活躍した
3大心理学者といわれています。
フロイトは人がなぜその人になったかを
生まれや育ちなど今まで育ってきた
過去にあると言います。
原因論と言われるのですが、
その人の考え方は過去における経験などによって
決まってしまうというのです。
この考え方は一世を風靡したのですが、
現代心理学では否定されています。
アドラーは、何か人生を変えたければ
今この瞬間から変えることができると言います。
そして大切なことですが、自分と他人を分離することを考えます。
課題の分離というのですが、
例えば高さ150㎝の扉をくぐろうとするとき、
そのまま真っ直ぐに進むか、
頭を屈めるかと判断するときに
どうするかです。
頭を屈めるとは自分の判断で
変えられるところを変えること。
そのまま真っ直ぐに進んで頭をぶつけて、
こんな高さに壁を作るなんて!
と自分の力の及ばないところを
いくら変えようとしてもそれは変えることができない。
他人を変えようとしても変わらないけれど、
自分を変えるなら今この瞬間に
変えることができる。
本当にすばらしい考え方であり
常にあらゆる状況で使える考え方だと思います。
何か困難があったとしても、
それができない課題を自分以外の問題に
囚われてしまうとじぶんの力では解決できなくなってしまいます
天気や朝のテレビの占いで自分の心を
自由にされないようにすることが大切ですね
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