2ヶ月くらいで読んだ本たちです。
経済と書かれた題名が並びます。
本は、少しぐらい高い値段が
ついていても数千円です。
これをまとめた労力を考えれば、
コストパフォーマンスは抜群です。
なので私は本から知識を
得ることが多いのですが、
この本の中には、岩井克人さんが
書いた、「経済学の宇宙」という本が
あります。
東京大学名誉教授の岩井さんが
どんな研究をしてこられたかの
自叙伝といっていいと思います。
本の帯には、エコノミストが選ぶ
経済図書第1位と書いてあります。
どんなすごいことを書いてあるのか
わくわくしながら読んでみたのですが、
難しい理論で一杯です。
この本の深い理解のために
「大学4年間の経済学が10時間で学べる」
という本を参考書にして読もうと思ったのですが、
参考書の方がよっぽど難しいという
事態に出会ってしまいました。
私は、整骨院を経営しているので
当然数字を見ながら行動します。
今まで、経験と勘だけで経営をしてきたので
よく大失敗せずに続いたと自分で思います。
日商簿記検定2級を持っているので、
会計業務のことは知識がありました。
税理士さんに助けられながら
ここまでやってこれました。
今思えば、私は小学校の時に毎朝
新聞を読むことを日課としていました。
阪神ファンの父がなぜか取っていた読売新聞です。
まず、テレビ欄をみて…
生活欄のコボちゃんをみて、
なぜか経済欄にある金の価格を
1g何円するのか見ていました。
毎日のルーティンです。
高校を卒業するまで続けていました。
続けることで見えるものもありますね。
そんな私ですが、18~20歳の頃は
いろいろなことに思い悩むことが
多かった時期です。
悩んでも悩んでも
答えが出ない時期でした。
そんな時に仏教の本に出会いました。
ひろさちやさんという人の
「禅」というダイヤモンド社から
出版された本です。
その中に、「釈尊、第二の矢を受けず」
という話があります
お釈迦様の弟子がお釈迦様に
質問しました。
「お伺いしたいことがございます。
悟りとはなんでしょうか。
悟った人と、悟っていない人との違いは、
何でしょうか」
お釈迦様は次のように答えます。
「悟った人は、第一の矢を受けても、
第二の矢は受けない。
悟っていない人は、
第一の矢を受け、
さらに第二の矢も受ける。
第一の矢とはそれは心身に生ずる
痛みの感覚。
第二の矢とは、痛みが心に起こす
別の感情。
「痛い目に遭わせたな!」と、
怒りの心が湧いたり、
自分の身体のことを心配して
死への恐怖など
もっと思い悩んだりすること」
頭の中に雷が落ちた気がしました。
今まで私は、もっともっと最善の答えはないのか、
最善の判断はないのか思い悩んだのですが、
それから私は悩むことを一切止めたのです。
それから私は、仏教が大好きで
将来は、仏教の勉強をしながら
哲学を学ぼうと思っていました。
70歳くらいになったら
どこかのお寺で修行するつもり
だったのです。
でもあるとき経済学の祖とされる
アダムスミスという方が、
元々哲学者であったことを知りました。
経済と哲学は対極にあると思っていましたが、
これが思い込みだったようです。
なので今の私は、経済のことはいろいろな面で
必要なことだと考えて勉強しています。
そしてもう一つは、痛みの研究。
研究中のトリガーポイントの本も
たくさん読んでいます。
考え方は多彩で、
私の考えとまったく同じ理論は
今のところ見つかっていません。
ですが今日、腰痛を訴えている患者さんに、
「私は今までいろいろな医療機関や
治療院に行ったけれど
ここの治療がその場で痛みが取れて
効果がある。」
といっていただけました。
とてもうれしく、私はこう答えました。
医師は手術が必要な病気やケガ、
感染症などでは本当に頼りになる存在です。
ですが腰痛でいえば手術対応でない場合、
治療は注射や薬、湿布だけになってしまいます。
その領域の方には私たちの治療技術の方が
役に立つこともあります。
また、鍼灸院などの治療院には
素晴らしい技術を持った方は、
数多くいらっしゃいます。
ただし、保険が使えても検査もせず、
マッサージだけして帰らせている
治療院もたくさんあります。
なので患者さんと治療家のマッチングも
大切なことだと思っていますと答えました。
褒められ慣れていない私は、
ついつい褒められると
距離を置いてしまいます。
第二の矢を受けているのでしょうね。
軟弱者!!
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