5月3.4日に大阪で行われた
トリガーポイントセミナーに
参加してきました。
トラベルというアメリカの医師が
見つけた関連痛パターンを
引き起こす筋肉の場所を
トリガーポイントと呼びます。
大阪のセミナーでは、
黒岩 共一先生が講師です。
黒岩先生は、
関西医療大学はり灸学科教授で
トリガーポイント研究では
日本で最先端におられる
とても有名な先生です
今回、どんな話が聞けるのか
とても楽しみにしていました。
トリガーポイント療法では、
痛いところに鍼をする
という事ではなくて、
大きな特徴は押したところ、
鍼を刺したところに、
「あ、そこそこ!」
といった感覚があり、
「重だるい感覚」、
「ズーンとした感覚」、
「症状と同じような感覚」が
再現される点にあります。
セミナーの最初に出た言葉はなんと、
東洋医学の否定でした。
鍼灸治療を 1500年前の
宗教的治療理論から解き放ち、
科学的理論に立脚させる必要が
あると先生は言われます。
私のことですからすぐに質問します。
「足の三里にお灸や鍼刺激をすると
胃の蠕動運動が起こると鍼灸学校の
最初に習います。
これについて経絡反応と
言えるのではないのでしょうか?」
黒岩先生の返事は、
「胃の蠕動が他の経穴でも
起こる可能性があるので、
三里だから胃が反応したとは限りません」
確かにそうなんですが…
東洋医学が宗教だと
言われてしまうと
今まで積み上げてきた
治療方法が…
ちょっとショックでしたが、
先生のおっしゃりたいことは
経絡を刺激するから効果が
あるのではなく、
鍼の刺激によって
効果が得られる事を
わかって欲しいとのことでした。
今回セミナーに参加した
スタッフと私が講師となって
寿晃整骨院で勉強会を
開催しました。
注意することはすでに
当院でやっていることばかりだったので
大丈夫なのですが、
筋肉に対する刺激場所を
探す方法や刺激方法が
微妙に違っているので
実技を交えた勉強会となりました。
さて、また新しい知識を学ぶことができました。
たぶん何か抜けたはず…
勉強会の後は、寿晃整骨院前の
「もりもと家」の
おいしいお好み焼きで懇親会。
終了は、なんと12時を回って
しまいました。
とてもハードな土曜日でした。
コメントを残す