先々週のことですが、
食堂の料理長が
お見えになりました
背中が痛いとのことです。
身体を動かしてもらっても
はっきりと痛い部分は有りません
圧痛部分を探しても見当たりません
朝は痛かったが起きてから腕を動かすと
痛みが減ったとのことです
漠然とした痛み
痛みの場所が特定できない痛み
安静時に発生する痛みは要注意です。
血圧を測ってみると180/90と高め
仕事もかなりハードに
こなしておられるようでした
近くに腕の良い循環器科があるので
そこに紹介させていただきました
今まで不整脈の患者さん
体中の力が抜けたとおっしゃる患者さん
胸の痛い患者さんを紹介してきましたが
治療が必要な病気がありませんでした
今回は、いつもと違い返信FAXにも
詳しく状態が書かれてありました
結果は、心外膜炎とのことでした。
大きな病院へ1週間の入院となりました
私もどんな状態か知らなかったのですが
ウイルスや細菌の感染により、
心臓の外側を覆う膜に
炎症が起こる病気のようです。
とりあえず安静が一番必要で、
免疫力が低下するほど、
疲れておられたようです
最初にしっかりと問診、検査をすることの
重要性を改めて考えました。
大きな病気にならないうちに
紹介できたので良かったと思います。
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