以前に作った、
腰痛フローチャートです。
結構、ネットからの
問い合わせが多いのです
腰痛で当院に来院される
患者さんはとても多いです
腰痛は、ある程度の
種類に分類されます
①椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などを
中心に座骨神経が刺激されているもの
②殿筋の機能障害が原因となって、
結果として腰部の知覚神経が
過敏になっているもの
③体幹(特に腹筋)が機能障害となって、
腰椎が不安定になった結果、
椎間関節や椎体関節で
痛みを起こしているもの
(脊椎分離症・普通の腰痛)
④腰部の筋肉が単純に
炎症を起こしているもの
⑤仙腸関節が緩み、炎症を
起こしているもの(産後の女性)
⑥脊髄が圧迫を受けているもの
(中心性脊柱管狭窄症、OPLL)
⑦骨自身が損傷を起こしているもの
(ガン、圧迫骨折)
⑧全身症状が原因となっているもの
(神経症状しびれ、痛み、麻痺・
筋肉のやせの原因が全身的な疾患にある)
他にもあるかもしれませんが、
治療をしていく上で
この分け方がすっきりします
程度に大きな差があることを
理解しておく
的確に鑑別して
私たちの治療範囲を超えているものは
直ちに専門医に紹介できる
体制を持っていることです
当院では、患者さんの要望を
一番に考えた上で、
症状から判断した的確な
専門医を紹介しています
ところで、先日腰痛の患者さんで
珍しいことがありました。
8月初旬に来院されたときには、
明らかに①に分類される
症状で治療しました
それ以降は来院されず、
先日、9月下旬に来院されました
9月来院時に8月の状況を伺ったところ、
1回の治療で痛みが無くなったので
来なかったとのことでした
良かった! 私に GJ!
ところが今回検査してみると
症状が明らかに違います
今回の症状は、分類②
に変わっています
殿部の筋肉を酷使したことが、
痛みの原因になっていました
なので、殿筋を中心に治療して、改善…
同じ人が、腰痛を訴えて
来院していただいて
症状が明らかに違っていたことは、
結構珍しいことです
人間には、体質や体の使い方に
クセがありますので
同じ症状で訴えてこられる
ことの方が、圧倒的に多いと感じます
前回カルテに記入していた
検査結果とと全く違っていたので
おもしろく感じました
患者さんによっては、院内に入って
こられる体の姿勢で症状が
わかってしまいます
そんなときには、
「いつもの?」って聞いています
どっかの定食屋さんみたいですね
私どものような整骨院で
「常連さん」と呼ばれるのも
どうかと思いますが
信頼して来院していただけることは、
とてもうれしく思っています。
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